スタイリングが決まらない!それもはげ始めのサイン?

毎朝のヘアスタイリング。以前は簡単に決まっていたのに、最近なんだかうまくいかない、時間がかかるようになったと感じていませんか?実は、そのスタイリングの悩みも、「はげ始め」の隠れたサインである可能性があります。髪の量や質に変化が生じると、これまでと同じようにスタイリングするのが難しくなるのです。具体的にどのようなスタイリングの悩みが、はげ始めのサインとなり得るのでしょうか。まず、「髪全体のボリュームが出にくくなった」という悩みです。以前はドライヤーで乾かすだけでふんわりと仕上がっていたのに、最近は髪がぺたっとしてしまい、トップにボリュームが出ない。ワックスやスプレーを使っても、すぐにへたってしまう。これは、髪の毛一本一本が細くなったり、毛量が減ったりしていることが原因と考えられます。次に、「分け目がすぐにぱっくり割れてしまう、あるいは地肌が目立つ」というのもサインの一つです。特に女性の場合、分け目から薄毛が進行するびまん性脱毛症では、この悩みを抱える方が多いです。スタイリングで分け目を変えようとしても、すぐに元の位置に戻ってしまったり、分け目部分の地肌が以前より広く見えるようになったりしたら要注意です。「生え際やM字部分のスタイリングが難しくなった」というのも、男性型脱毛症(AGA)の初期によく見られる悩みです。前髪を上げようとしても生え際が後退していて決まらない、あるいはM字部分の髪が薄くてカバーしきれないといった状況です。以前は気にならなかった部分のスタイリングに手間取るようになったら、進行のサインかもしれません。また、「髪が細くてスタイリング剤がうまく馴染まない、あるいは重く感じる」という変化も考えられます。髪が細くなると、ワックスなどが均一につきにくく、部分的にベタついてしまったり、逆にスタイリング剤の重みで髪が余計にぺたんとしてしまったりすることがあります。「アホ毛や切れ毛が目立ち、まとまりが悪くなった」というのも、髪質の低下を示している可能性があります。髪が弱くなると、短い毛がピンピンと跳ねたり、切れ毛が増えたりして、全体的にまとまりのない印象になりがちです。これらのスタイリングの悩みは、単に「今日の髪の調子が悪いのかな」と見過ごしてしまいがちです。しかし、それが慢性的に続くようであれば、髪の量や質に根本的な変化が起きている可能性が高いです。